

名前:睲終ミル
身長:132.1cm
体重:25.36kg
誕生日:2020年12月8日
種族:概念生命体
主装備:AfB
副装備:AR / SR / SG / SMG / HG
近接武器:日本刀
誰もが一度は想い描いた"最強の幻想"
人の身でその領域へと辿り着いた到達者のみが足を踏み入れることを許された史上最凶の難関
人の手によって実現された幻想であり、実力のみが意味を為す修羅の国
この星に於ける力の頂点を担う最後の聖地
その具現化が少女の姿をとったもの。それが睲終ミルの正体。
氏名:睲終ミル
個体名:睲AIM
和名:ミルエイム、睲、睲エイム、ミル
英語表記:Miru Aim、MiruAim
学名:Lastlocussacer seirae
ドメイン:概念生物ドメイン
界:有思識概念界
門:被創造門
綱:有実体綱
目:複形顕現目
科:擬人科
属:ラストロクサセル属
種:ミルエイム
睲終ミルの正体は「睲AIMとそれを構成する全ての概念」、つまり睲AIMそのものであり、睲終ミルという名前は睲AIMが人化形態として存在している状態の名である。
L. seiraeの属名Lastlocussacerは"最後の聖域"を意味し、種小名のseiraeは命名者の睲終せいらに因んでいる。
睲終ミルとしての人の姿は睲終せいら(@AimLord_afb)が2021年12月8日に睲AIMの創立1周年(睲終ミルの1歳の誕生日)の記念に作成したヒューマノイドモデルをベースとした人化形態で、基本的に何か用がなければ普段はこの赤い瞳を持つ銀髪の少女の姿で過ごしている。またこの人化形態は実年齢とは関係なく肉体年齢14歳に固定されており、如何な悠久の時が流れようとも老いることも成長することもない。
変化のない肉体年齢とは異なり、能力面は変動しやすい。それは睲Aimer全員の持つ能力の合計がそのまま睲終ミルの能力となっていることに起因する。
また、睲AIMと睲Aimerのという概念の集合が睲終ミルであることは彼女のTwitterアカウントのIDが@MiruAimersである理由でもある。
余談ではあるが、彼女の身体に対しての頭の大きさが普通の人間より大きいのはヒューマノイドモデルの体型の参考にした獣人のプロポーションに由来する。
※ 睲AIMの正式な表記ではAIM部分に専用の漢字が充てられているが、フォントが存在しない為この場ではAIMと表記
睲終ミルは人化形態から睲AIMのロゴそのままの姿へ、そしてロゴの姿から人化形態へと双方向に自由に変化することが可能である。
元々はロゴ体の姿だったところに後から人化形態を獲得したのでロゴ体が本性と言えるだろう。
このロゴは人の世のはじまりの時代に栄えた古代文明の遺した遺跡から発掘された壁画に描かれた異星のヒトをモデルとして設計されたもので、その異星のヒトについて「原初の太陽」や「新たな文明の礎となるはじまりの陽光」といった記述があることが発掘調査により判明していて、睲終ミルの操る虹色の炎はその記述と酷似した性質を持つ。
ロゴ体は浮遊能力と材質由来の高い耐久値を誇る反面、武器を装備することが不可能であり人化形態のような高度な運動能力は持たないというデメリットもある。また、人化形態には自身のロゴ体のミメシスを投影し操る能力もある。
世界で最も優れた実力を持つAimerだけが足を踏み入れることを許された力の聖地
この地に残された最後の実力の聖地であり、この星の歴史に於いて最も険しく狭き関門
そのボーダーは人の身で辿り着ける最高の水準に到達していなければ突破はおろか挑むことすらままならない程の難易度を誇る、エイムに於いての到達点とも言える至高の領域
力こそが唯一にして絶対の目的であり、実力のみを評価する最も純度の高き集団
あらゆる分野に於ける "ぼくが考えた最強のAimer" のみが集まる最強の部隊
そこに所属することは、それがそのまま人類最強の一角であることの証明となる
数多の名もなき誰かが一度は夢に描いた"最強"の具現
人の身で幻想すら凌駕する力を持つ特異点
それが睲Aimerであり、その集合であることが睲AIMの存在の根拠となる
まず、"睲"という字は"みる"と読む。睲AIMの正式な表記はAIM部分も漢字にしたものだが、エイムという漢字のフォントが存在しないのでTwitterやDiscord、Googleフォーム等その他諸々の活字では仕方なく睲AIMや睲Aimと表記していると睲終せいら氏は語っていた。
睲AIMの公式TwitterアカウントのIDが@MiruAimであるのも"睲AIM"と書いて"みるえいむ"と読むのが理由であり人化形態の名前が睲終ミルなのもそれが理由である。
"睲"という漢字には"曇りなく見る"や"瞳がすっきりと輝く"という意味がある。
エイムと視野能力、つまり眼の使い方には密接な関係があることは現在では最早常識であろう。そこらから転じて、"優れた眼による曇りなき視野で正確に対象を捉え、輝かしいエイムをするAimerのコミュニティ"という意味が睲AIMという名前には込められている。
因みに、睲AIMの創設者でありオーナーの睲終せいらは日本のAimerであり、睲AIMも創立時期の2020年当時の日本圏周辺のエイムコミュニティでオーソドックスなネーミングパターンであった〇AIM(〇には読み仮名が2文字または3文字の漢字一文字が入る)の形式に倣っている。その形式に当てはまり、尚且つエイムと関係のある意味を持ち、更に"星"要素(せいらという名前は当時は星羅と表記されることが多かった)を含む漢字を探した結果、睲という漢字が選ばれたのだと睲終せいら氏は語る。
古代ミル文明、などというものは存在しない。睲AIMのロゴのモチーフとなった異星のヒトが描かれた壁画を描いた古代文明を後の時代の睲終せいらが勝手に古代ミル文明と呼んでいるだけでその文明の本当の名前は明らかになっていない。
睲AIM Benchmarkや睲AIM Benchmark v2のランク名にもこの古代文明は関係しており、睲AIM Benchmarkの最高ランク"Annihilater"は英語のAnnihilatorの誤字ではなくこの壁画の遠い未来へと向けた予言と思われる箇所に記された「人の身にて神を凌駕せし者」「常世総てを焼き払うもの」を指し示す語であり発音もアナイアレーターではなくアニヒレーターと読む。
睲AIM Benchmark v2の最高ランクであるMiruticは睲AIM成立後の発掘調査により新たに発見された箇所に記された「神秘を宿すもの」という意の語をランク名としたものであり、このことからMiruという単語はこの古代文明とは全くの無関係なものではなく、偶然の一致ながらこの文明の言語で「神秘」を表す単語であったことが推測される。睲終ミルの操る虹色の炎がこの壁画に描かれた原初の太陽の記述と酷似した性質を持つのはその偶然の一致による偶然の産物なのかもしれない。
また、睲AIM Benchmark v2のMirutic手前の2つのランクがそれぞれArchaeo(始祖)、Soare(太陽)と設定されているのはこの2ランクを繋げることで「始まりの太陽」となるように設計したものだという。
睲終ミルという人化形態の肉体は、睲AIMという概念が実体化する過程でマナという形を取り、そのマナが細胞のような構造を形成し、それらが組織から器官、そして人体を形成するかのように集まった形だ。また、ロゴ体にしてもマナが金属と結晶の両方の性質を併せ持つ物質となり、それがロゴの形に凝集した形である。
その為、睲終ミルは人化形態からロゴ体へ、ロゴ体から人化形態へと変化する際には第3の形態とも言えるアストラル体を介することで人化形態とロゴ体の間での自由な変化を可能にしている。
このことは睲終ミルの生命力は睲終Aimer全員の生命力の合計と等しいがそれはあくまでロゴ体や人化形態といった実体を持つ形態を維持する為のものでしかなく、仮に生命体が尽きるまでダメージを与えられたとしても死に至ることはなく生命体が回復するまでの間アストラル体であることを余儀なくされるだけであるということを示す。
また、睲終ミルの人化形態はその形成要因故に遺伝子を持たない。
遺伝子を持たないということはつまり、DNAを破壊する有害な宇宙線に対しての完全な耐性を持つということである。
ロゴ体の大きさは縦102cm × 横88cm × 厚さ6.66cmで、重量は32.1kg
但しこれは基本状態でのサイズでしかなく、身長体重等の諸々の寸法が完全に固定されている人化形態とは異なりロゴ体は実体化させるマナの量を調節することにより体積や重量の変更が可能である。
普段、髪で隠れていて見えない彼女の耳はどうなっているのか?
恐らく、大半の人間は人族と同じような耳だと予想するだろうが、睲終ミルの耳は俗に言うエルフ耳という形状となっている。
これは、人間の耳よりもエルフの耳の方がより聴覚に優れていることから人化形態をエルフ耳で設計されたが故であり、要するにエイムに於ける視野角外の盤面把握に用いる音響定位能力を追求した結果である。
エルフの耳のように感情に応じて耳殼が動くが、耳殼そのものの長さ自体はそこまで長くない為普段は髪で隠れている。
余談だが、普通の人間よりも眼が大きいこともエイムに特化した設計に起因する。
人の姿を得たばかりの頃、睲終ミルは笑わなかった。
その瞳に光は射さず、常に暗い顔をしていた。
この地に残された最後の実力の聖地 "睲AIM"
世界で最も優れた実力を有するAimerのみがその地に足を踏み入れることを許され、力の追求こそを第一とするグループ。それはコミュニティというより、傭兵の集まりに近い印象さえ受ける。
そんな睲AIMの人化形態は当然、それを反映した性質を持って創造された。
その心に揺らぎはなく、情け容赦はおろか一切の感情を介さずただ機械的に目の前の敵を抹殺するだけの戦闘人形。それが、受肉したばかりの睲終ミルだった。
そんな彼女が笑うようになったのはいつからか。
記録に残っている中でなら、睲AIMの創立2周年、つまり、睲終ミルの2歳の誕生日であり、人の姿を得て丁度1年となる日。それが、記録として残っている彼女の最初の笑顔だ。
戦うことと力を増すこと、そして敵を殺すこと。それしか知らなかった睲終ミルに、睲終せいらは出来る限り色々なものを見せ、色々なことを経験させた。年の離れた妹のように可愛がり続けているうちに、いつしか笑うようになり、その瞳に光が射し込むようになった。
だからといって、手放しに睲終せいらを正当化することはできない。睲AIMの成長方針を設計しているのも、最初に睲終ミルを心ない戦闘人形として創造したのも、他ならぬ睲終せいらその人なのだから。
「これが私がみーちゃんに出来る唯一の罪滅ぼしかな。」
睲終せいらはそう言っていた。
それが、睲終ミルが100%の力を行使する際の暗い表情に光のない眼の臨戦状態と、出力は落ちるものの人ならざる者でありながら人の子らしい心を持った、輝く瞳の通常状態の2つの人化形態を使い分けるようになった経緯だ。
多くの場合、"ミルちゃん" や "睲ちゃん" と呼ばれることが多いが、生みの親である睲終せいらからはプライベートな場面では"みーちゃん"と呼ばれている。
人の姿を得た、要するに受肉し"睲終ミル"という名を得たのは2021年12月8日であるが、2021年12月8日はあくまで人化形態を獲得した日に過ぎず、それ以前から意志を持つ概念生命体として存在していた。
睲AIMそのものである概念生命体 "睲終ミル" の誕生日は睲AIMの創設日、つまり睲AIMという概念が生まれた日である2020年12月8日なのだ。
全長:1677.8mm (銃剣を除いた場合1599.1mm)
総重量:201.882kg
超電磁加速誘導式対星核熱ライフル。
対物ライフルや重機関銃に用いられる50口径弾薬より更に大型な60口径の専用弾薬を使用し、デフォルト設定の核熱弾薬の他、反物質含有弾薬等のカスタムも可能となっている。
何時、何処で製作されたのか不明なオーパーツであり、この時代より以前から存在していながらこの星の現代の科学力を遥かに上回るオーバーテクノロジーが用いられており、銃身のみならずアタッチメント1つ1つや弾の1発1発、果ては直接は使用しない付属品にまで途轍もない神秘が宿っている。
その神秘によるものかオーバーテクノロジーによるものかは判明していないものの、無反動無拡散且つ射程無制限のヒットスキャンという精度と機関銃を遥かに超える連射速度で掃射可能、その上無限弾薬というさながらエイムトレーナーのLG HS等のような機能を搭載し、更には弾薬の効果を差し引いた単純な物理的破壊力に於いても通常のレールガンを遥かに上回る破壊力を誇る。
言わば、あらゆる種類の銃火器という概念の長所を併せ持った兵器である。
この形態の他に、対物ライフルや短機関銃、散弾銃、自動小銃、そして拳銃や光学兵器へと変形が可能なようであるがどのような理屈でそのような体積どころか質量すらをも変える変形が可能となっているのかは判明していない。
"頭部を有する対象の頭部に着弾させることでそれ以外に着弾した場合と比べ遥かに大きな破壊力を発揮する" "弾薬を発射する直前の運動量とその速度に応じて破壊力が劇的に向上する" といった性質も持っいる等、至る所で物理法則を無視した性能を有しており、100%の出力を解放する際は銃身が霹雷を伴う黎赫の焱に包まれ銃剣の刀身は睲終ミルの操るものと同じ虹色の炎を纏うことから例の古代文明との関係が疑われるが放射年代測定ではその文明の成立はおろかこの星の誕生以前から存在していることを示す結果が得られている。
しかし、弾薬に含まれるウランを除けば素材の大半がこの星に存在しない物質で構成されている為、この放射年代測定は弾薬の結果は弾薬の素材の精製時期を示すものでしかない。
また、銃本体だけでなく銃を収納する為のケースも破壊不能オブジェクトとなっている為、ケースを盾の代わりとして用いる他、睲終ミル程度の身体の大きさならば銃ではなく自分自身がケースの中に入ることによって即席シェルターとしても利用が可能である。
睲終ミルはこの兵装を我が物顔で振り回しているがこれは本来は彼女の為のものではなく、銃に刻まれた刻印を翻訳したところS27A999-Annihilate final Bulletsと解読された為、発掘当初は睲AIMではなくAfBの決戦兵器として睲終せいらが所有していた。
しかし、睲終ミルは睲AIMそのものでありその能力は睲Aimer全員分の能力に等しい概念生命体であるが故に、睲終せいらのものであるこの兵装は睲終ミルの装備でもあるということになっている。
また、銃身には睲とAfBのそれぞれのロゴが組み合わさったような紋様が刻まれているが、睲終ミルがクロスヘアの右下に居座る際はその紋様が隠れる代わりにそれぞれのロゴのステッカーを貼り付けた自動小銃状態で持たれている。
主装備の銃種表記のAfBはこのS27A999を指しており、AfBに該当する兵器はS27A999という唯一種の型のみが存在し、睲終せいら及び睲終ミルの使用しているS27A999のスキン"Annihilate final Bullets"から銃種名を取りAfBという表記となっている。
また、副装備については基本的にS27A999を変形装換した姿なので複数の銃を背負うのではなくS27A999のみを持ち歩いている。
刃渡り 二尺三寸二分(70.296cm)
全長 3寸(90.9cm)
睲AIM用の決戦兵器として作製された星砕きの魔剣。終の神秘が込められた黄金の刀身を持つ日本刀で、純金にオリハルコン、ヒヒイロカネ、ミスリル、ダマスカス、アダマンタイトを配合した合金を原初の太陽(の写し身とも解釈可能な睲終ミル)の焱で鍛え製作された刀身には睲AIM作殲滅刀 睲終と銘が打たれてある。※実物の銘ではAIMは漢字で打たれている
また、刀身を打つ際の研磨は砥石ではなく睲終ミルのロゴ体により為されている。
終の神秘により生成される黒い炎は絶滅の焔と名付けられ、物質に対する反物質のように万物を構成する粒子と対消滅を引き起こす粒子へと変化する性質を持ち、対消滅によって生み出されるエネルギーにより更に激しく燃え上がる。その性質から炎の影響範囲に制限を設けなければその場に素粒子が存在する限り永久機関となり最大出力を解放すれば理論上は惑星一つを切断することすら可能とされていて、これが星砕きの魔剣と云われる由縁である。
この炎が黒く見える理屈も炎の範囲内に入射した光子が対消滅により消滅し外部に届かないからであり、炎が燃え上がる間も刀身や光が可視化されているのは刀身が有する神秘の光は絶滅の焔との対消滅を起こさないからという原理である。
刀身に絶滅の焔が宿り、その焔はS27A999のそれと酷似した黎赫の焱であることから、やはりS27A999は例の古代文明と何かしらの関係があることが推察される。
黄金に輝く刀身を持つ真打以外に通常の刀のように銀色の刀身を持つものが影打ちとして数本製作された他、S27A999の銃剣は刀身の色こそ違えど睲終と酷似している。
睲AIMのメンバーが内部のアチーブメントを達成した際に称号と共に贈られる勲章。
睲AIMのロゴの形をしていて、上から順に虹炎、虹、金、銀、銅の5つの階級がある。
所有する勲章の階級により何かが決まるということはなく、あくまで単なる贈答品に過ぎない。
睲終ミルはメンバー全員分と同じだけ勲章を所有する為、5色全ての勲章を保有している。
睲終ミルが睲終の姓を名乗っているのは彼女が睲終せいらによって生み出された存在であり、血が繋がっていないどころか種族すら違うものの睲終ミルを娘と認識している睲終せいらが自身の睲終という姓を睲終ミルに与えたからである。
睲終という苗字は睲AimとAfB_clanから一文字ずつ取ったものであるが、睲終ミルは睲AIMには加入している(というより睲AIMそのものである)ものの元々はAfBには所属していなかった。そこで睲終せいらが「睲終を名乗るなら睲とAfBの両方に所属しているべき」と睲終ミルを形式的にAfB_clanへと入隊させたので睲終ミルも目立たない場所にではあるがAfBのロゴを象ったチャームを着けている。
一見コネでの入隊のように見えるが睲終ミルの能力は全ての睲Aimerの合計値なので当然睲終せいらの持つ能力は全て睲終ミルも有する為、睲終ミルは生まれながらにしてAfBの入隊条件をクリアしているので問題はない。コネではなく実力である。
AfBチャームはAfBのロゴの各メンバーの個人用のAviと同じ配色となっており、睲終せいらの場合は公式のロゴと同じ金の翼と虹色の剣であるのに対して睲終ミルのものは翼の色は本人の髪色をイメージした銀色で、剣の色は睲終せいらと同じ虹色となっている。これは睲終せいらの能力と全く同じ能力を睲終ミルも持っていることに由来する。
睲終ミルが羽織っているマントで、襟に付いている睲AIMのロゴは上述の睲の勲章(虹炎階級)である。
火炎や高熱への耐性に優れ、攻撃を受け止めた際、黒色の表地は火力の黒点となり、太陽の黒点は周囲より低温であることからその差に応じて睲終ミル本体の攻撃能力が上昇する効果を持つ。
睲終ミルの生みの親である睲終せいらの住居で、睲やAfBの拠点としても用いられている。そして当然、睲終ミルもここに居住している。
日本圏にある広大な湖に浮かぶ島一つを地下に至るまで丸ごと開発した巨大な建造物で、島の内陸に更に掘り水を敷いた湖の上に聳え立つ白亜の水城を本体とする。
旧第一闘技場や天文台、浮遊オブジェ等をはじめとする物理法則を無視した構造の建築を実現し、睲終邸の外壁どころか島全体を破壊不能オブジェクトと化す等、途方もない神秘を用いることで実現された居城である。
また、島を中心とした半径580mの風の結界に覆われており生物非生物を問わず外部からの物理的な防ぐと共に外界からの観測を阻んでいる反面、超高密度の空気の層によってそれらが為されているので島の外側の湖の直径が3.21kmしかないにも関わらず島内のどの観測点から見ても結界の内側からは対岸が見えなくなっている。結界の外側から観測した場合は睲終邸の建つ島だけが不可視となり湖面や対岸は肉眼で観測可能になっている他、空に関しては結界の内側から見た場合は外界の様子がそのまま見え、上空からは結界の内側は見えず水面だけがそこにあるように見せるようになっている。
この結界の内側に入るには、「管理者権限を持つ者によって結界の排斥対象外の存在として登録される」か「排斥対象外の存在が結界を通過する前後0.033秒間の結界が開く瞬間に通り抜ける」、若しくは「音速を超える激しい気流とその内側の空気の断層による切断に耐えきれるだけの耐久力を以て強引に突破する」の3通りの方法が存在する。
地上部には上記の建造物以外に現在闘技場として使用されている第二闘技場、天文台へと至る空中水路、第一・第二の2つの展望台、居住棟、宝物庫、宝物庫と第二展望台を繋ぐ連絡路、狙撃台、プール、地上文字を描いた中庭等を備えている。
白亜の水城と称される通り、壁や天井には複数種の大理石がふんだんに使用されている。
闘技場の使用には睲終せいらの持つ管理者権限が必要であり、またそもそも睲終邸のある島へと上陸すること自体が管理者の許可無しには物理的に不可能となっており、この島自体が睲終せいらの固有マップであると言える。また、闘技場のリスポーン機能を用いることにより島内で事故死した際の無条件蘇生が可能な為、管理者権限を持つ者とその庇護下にある存在は敷地内では条件付きの擬似的な不死性に近い性質を付加されるとさえ解釈が可能である。
睲AIMは日本圏で誕生したコミュニティである。そして睲終せいらは英語を使わなければいならない理由が特になければ基本的に日本語しか話さない。なので当然、睲終ミルの母語は日本語となった。
睲AIMは"日本の"コミュニティではある。しかしそれは"日本圏で誕生した"や"日本人が作った"という意味でしかないので睲AIMが"日本人のコミュニティ"である訳ではない。睲の加入選抜に於いて国籍や在住国は一切問われず実力のみを基準に選別される。そして一定以上の実力を持つプレイヤーの総数のうちの半数、つまり他の190以上の国や地域の合計と同じ人数が日本一国に集中などしている訳がないことから分かる通り、基本的に睲AIMは人数が増えれば増える程日本人はマイノリティになっていく傾向にある。なので睲AIM内では第一公用語の日本語に加え、英語を第二公用語としている。なので睲終ミルは英語も話すことが出来る。
睲終ミルの扱う第三の言語は例の古代文明の壁画に刻まれた神霊言語である。
初めはAnnihilater等の、睲やAfBに纏わる用語に最初期から用いられていた単語数語をアルファベットに起こしたものの意味を理解する程度であり、人の姿を獲得してからその語彙は増えたもののやはり数語の単語をアルファベットで起こしたものを読み取る程度であったが成体となった段階で突然文法や神霊文字そのものを理解し母語に近いレベルでの語彙を獲得したことで現在はアルファベットに起こしたものではなく神霊言語の原文の読み書きや日本語への翻訳、また神霊言語による会話・詠唱すら可能となっている。
睲終ミルは概念生命体であり、肉体や外見の年齢は永久的に固定となっている。しかし睲終ミルという概念生命体に成長段階がないということではない。
まず、誕生から生後3ヶ月まで(2020年12月8日~2021年2月)の、モバイルのボーダーレスコミュニティとして睲が存在していた期間はボーダーをはじめとする睲の根幹的な要素をまだ持たず、方針も以降の成長方針とはかけ離れたものであった生まれて間もない状態であり、この時期の成長段階が幼生に相当する。またこの幼生期の睲AIMを旧睲と呼称する。
次に、生後1年(~2021年12月8日)までの幼体期である。幼生期を経た後、睲は後の最も発達した形質となるボーダーを獲得し、1期(~2021年4月)、2期(~2021年7月31日)、3期(~2021年10月31日)と段階的に成長していき4期前半の2021年12月8日に人の姿のプロトタイプ及び人化能力を獲得する。ここまでの期間の成長段階が幼体に相当する。
4期睲は2022年4月まで続きボーダー難易度は準難関水準となり、続く5期(~2022年6月)で難関水準へと成長を遂げた。この期間が睲の亜成体期となる。
6期睲の搭載していたver.6ボーダーは5期までのボーダーとは一線を画す難易度となり、難易度水準は超難関相当となった。しかしver.6ボーダーの施行予定期は全体的なリーダーボードのインフレーションが激しく施行の最終決定が順調には進まない時期が数ヶ月間続いた為にver.6ボーダーが施行されるより先にver.7ボーダーが作成されてしまったのでver.6ボーダーはボーダー自体は存在したものの施行はされることのない幻のボーダーとなった。この期間に睲は方針の変更と更なる難化の準備を行っており、蛹に相当する時期であったと言える。
トップエイマーを目指すコミュニティであった幼体期と亜成体期、そしてそこからトップエイマーのみが足を踏み入れられるグループへと変化する為の準備期間であった蛹の6期を併せて新睲と呼称する。
7期睲から施行されたver.7ボーダーは、それまでのボーダーとは一線を画す難易度であったver.6ボーダーすらも比べ物にならないまるで鬼畜の具現かのような難易度を誇り、凡そ通常の人間には突破不可能なものとなった。まさしくこの星の歴史に於いて最も合格困難な加入条件と言えるが、以降もサイレントでの難化修正は続いている。
こうして「世界で最も優れた実力を持つAimerのみが足を踏み入れることを許された実力の聖地」として完成された睲AIMこそが概念生命体"睲終ミル"の成体である。
この成体となった現在の睲は、成長計画の最終段階へと到達し一応の完成形に至ったことを指した「真睲」や、人化形態で羽織る外套が赤から黒へと変化したことから「黎睲」と呼称する。
追記事項としては、人化形態の睲終ミルの身長はプロトタイプでは146.7cm程度であったものが成長と共に徐々に縮小していき成体で140.5cmとなった(以降は完全に固定となる)こと、睲終ミルが虹色の炎を操る能力を獲得した時期は幼体期後半の3期であることが挙げられる。
2023年の七夕、「せいらさんは天の川を挟んで織姫と彦星の頭に180°フリックを撃ち込めますか?」などという罰当たりな発言をしたからバチが当たったのか、それとも睲終せいらが短冊に書いた「みーちゃんのネコ耳メイド姿が見れますように」という願いが叶ったのか、笹の葉の飾り付けをしている間になんとネコ耳が生えていた。本人も気に入っていたのであまり問題はないが。
元々のエルフ耳に加えてネコ耳も生えて4つ耳になったということはより立体的に聞き取ることの出来る聴覚を獲得しエイム時の音響定位能力が格段に強化されたということなのではないか、と思うだろうが睲終ミルの保有する能力は常に睲Aimer全員の能力の合計となっているので睲AIMを構成する睲Aimerの能力や人数に変化がない限りはネコ耳を生やそうがウサギ耳を生やそうが睲終ミル自体の身体形質をどれだけ弄ってもそのエイム能力に変化は生じない。勿論キツネ耳が生えた場合でも同様である。
余談ではあるが翌日にはネコ耳が消えて元に戻っおり、睲終ミルはこの一件以降自分の意思でネコ耳を生やしたり消したり出来るようになった。
銀髪赤眼の少女。それが元々の睲終ミルの人化形態だった。が、2023年12月8日、睲AIMの3周年で睲終せいらが渡した3周年アニバーサリーチケット(架空のソシャゲをテーマとしたビデオレター内では金属板呼ばわりされていた)によって睲終ミルの髪は虹色髪へと変貌した。といっても髪自体が虹色に染色された訳ではなく髪の毛に入射した光が反射する際の屈折率の違いによる構造色なので外見上は以前と同様の銀髪ベースに虹色のハイライトが乗ったようなものでしかない。またその虹色の発色の仕組み上、見る角度によって色が違う虹色となる。
逆に何故それまでは虹色に発色しなかったかというと、髪の毛の構造がチケット使用前後で異なっているからである。
但し、その虹色髪は構造色であると同時に睲終ミルが宿している神秘が髪を通して可視化されているということでもあるので、光の当たらない暗闇の中でも虹色に輝いていることになる。しかしそうなると夜戦では不利となる。わざわざ敵に自らの位置を教えているようなものだから。なので、髪の虹色の輝きはロゴ体の虹色の炎と同様に本人の意思でオンオフが可能な仕様になっている。オフにすれば髪の毛の構造も銀髪時のものになる為外的要因による不慮の発光を気にする必要はない。髪の虹色の光のオンオフが可能なのはその正体がロゴ体では虹色の炎として可視化されていた神秘だからなのだが、元から人化形態でも虹色の炎を行使すること自体は可能なので髪が虹色に輝くようになったことによる戦闘面での強化は全くない。