
名前:たしぎ
性別:女性
役職:海軍大佐
年齢:21歳→23歳
身長:170cm
肩書き:海軍本部曹長→少尉→GL第5支部大佐
覇気:武装色、見聞色
武器:業物「時雨」
出身地:東の海
誕生日:10月6日(トロい)
星座:てんびん座
血液型:S型(現実におけるO型)
好物:ホットコーヒー
趣味:刀の本の読書、切り絵
初登場:単行本11巻 第98話『暗雲』
CV:野田順子
同じ海軍本部所属であるスモーカーの部下だが、軍人としてはかなりお人好しで天然ボケ、若干ドジなところが玉に疵。
腕の立つ女剣士にして愛刀家でもあり、世界に散らばる名刀を一目で言い当てるほどの刀剣マニア。
そうした名刀を悪用する海賊や賞金稼ぎには一切容赦をしない正義感の強さや負けず嫌いな気質の持ち主。
ローグタウンにおいて、悪名高い“海賊狩りのゾロ”と対戦し敗北。以降は上官のスモーカーに従い共に麦わらの一味追走のために“偉大なる航路”に入り、様々な事件の中で麦わら一味と交戦、ときには共闘することになる。
現在は海軍本部直下の「Gー5支部」に在籍しており、階級は「大佐」。
このG-5支部、野郎所帯で女性は彼女しかいないので、部下の海兵たちからは「大佐ちゃん」の愛称で呼ばれ同支部のアイドルと化している。
ただしたしぎ自身はその浮わついた扱いに不満を持っているようだ。
短編の麦わら劇場その3 「OBAHAN TIME(オバハン・タイム)」ではスーパーの店員として登場。
ご飯を持参して試食コーナーのハムを食い漁るチョパ森さんにやめるように懇願するも、逆に「甘いジャムを塗りなさいよ!」と無茶な要求を突きつけられる苦労人ポジションだった。
(その後、チョパ森さんとサンジ田さんは二人の地主でもあるナミ島さんにとっちめられた)
ゾロの親友だったくいなと瓜二つの容貌をしている。
後述される女性であるコンプレックスを合わさり、ゾロからはあからさまな苦手意識を顕にされ「パクリ女」呼ばわりされたこともある。
若干の近視のため赤縁の眼鏡を頭につけており、必要に応じて眼鏡をかける。
当初は艶のある黒髪をショートボブに切りそろえ、柄のブラウスの上から紺色のジャケットとパンツを着用したボーイッシュな出で立ちをしていた。
二年後では髪が伸びており、アップ髪にしてまとめ、美脚が引き立つジーンズや花柄のブラウスを着用し、ピンク色の将官用外套を羽織るなど女性らしさが増している。
くいなと瓜二つの容姿だが、性格はおてんばだった彼女とは違い、謙虚で非常に生真面目。
上官であるスモーカーは当然ながら、自身の下僚や敵対する悪党に対しても基本的に敬語口調でしゃべる。
生真面目で真っ直ぐな女性だが、上司のスモーカーに「とろい」と叱責される程どこか抜けたところがあるおっちょこちょいな性格。
戦闘中は眼鏡をはずすクセがあり、特にその後眼鏡をかけ忘れることが多く、この状態だと真面目な顔で見事な天然ボケをかます。
大の愛刀家で、その筋の話題になると非常に饒舌となる。
自身が書き記した名刀のメモを常々持ち歩いている他、一目で名刀を言い当てる鑑定眼を持つなど、筋金入りの刀剣マニア。
アニメ版ではジュラキュール・ミホークの黒刀「夜」の解説をスモーカーや視聴者に披露している他、ゾロの持つ「和道一文字」や「秋水」を一目で見抜いている。しかしほとんどが資料だけでの知識なので、妖刀「三代鬼徹」の恐ろしい逸話については知らなかったりもした。
加えてこうした愛着から、刀を悪事のために使う海賊や賞金稼ぎ、殺し屋の類を忌み嫌っており「世界中に散らばり悪党に渡ってしまった名刀を自分の手で全て回収する」という夢を持っている。現在はMr.11から回収した良業物「花州」と同じく良業物の「山嵐」を所持。
剣士としての精進を怠らない努力家でもあり、特に「女だから」という理由で実力を低く見られることを嫌悪している。
ただし、上述した通り洒落気にこだわりがある面や、下僚から「大佐ちゃん」と持て囃されたり、トラファルガー・ローの能力で精神を入れ替えられたスモーカーが自分の体で胸を開けた際には焦燥して恥ずかしがったりなど、女性としての恥じらいをみせている。元に戻った際には、真っ先に胸元のボタンを付け直し、頬を膨らませながらスモーカーに怪訝な視線を送っていた。
この場面のたしぎは特にかわいいので必見。
また、当初は海軍の掲げる「正義」の概念に疑いの余地を持たず、王下七武海も「軍の管轄」程度の認識しかなかったが、アラバスタ王国で起こったサー・クロコダイルによる暗躍と、麦わらの一味の活躍を揉み消そうとする上層部にはスモーカー同様疑念を抱くようになる。
ゾロとは当初、ローグタウンでただの剣士として出会った。
最初は町中で因縁をつけてきた巨漢の悪党二人をたしぎが退治した際、落とした眼鏡をゾロが拾ってあげたのがキッカケとなった。
ただしアニメ版では、くいなと瓜二つのたしぎに驚愕したゾロがうっかり眼鏡を握り潰してしまい、その弁償として海軍の駐在所を掃除させられるという展開もあった。
その後、先の戦いで得物を失っていたゾロが訪れた刀屋で偶然再会し、たしぎが彼の刀を選別するやりとりもみられた。このときたしぎは、ジャンク品の中から「三代鬼徹」を妖刀とも知らずゾロに薦めてしまうも、結局ゾロはそれを知った上で購入。
彼の覚悟を目の当たりにした店主のいっぽんマツから彼秘蔵の良業物「雪走」を譲られ、無事三刀を揃えるに至った。
…なお、たしぎはこのときゾロから「刀を三本揃えたい」という旨を聞かされ「刀三本なんて海賊狩りのゾロみたい」と言いつつ彼の正体に全く気付かなかった。
天然なのは仕方ないにせよ……。
その後、中央広場の処刑台での麦わら一味とバギー海賊団の交戦の通報を受け、現場に出頭する道中で逃走するゾロたちと遭遇する。怒りと共にゾロから大業物「和道一文字」を回収しようと一騎打ちを挑むも、実力差は大きく直ぐ様刀を弾かれ追い詰められる。そのまま刀を納めて去ろうとするゾロに対して、自分が女であるから本気で戦おうとしないのかと怒りをぶつける。
上記の容貌や一部の性格など、どこまでも幼なじみであるくいなを想起させることから、ゾロは珍しく感情をあらわにしながら「存在が気に入らない」と苦手意識を露わにし、たしぎを「パクリ女」呼ばわり。言いがかりも甚だしい彼の言い分にたしぎも更に憤慨し、以降は刀を交えながら子供のような口喧嘩を繰り返すことになった。
この一件以来、たしぎは彼を目の敵にするようになる。
業物の刀「時雨」を愛刀として振るう女剣士。海軍本部曹長としての実力を備え、普通の海賊程度なら多勢であっても一瞬のうちに斬り捨てる高速の剣術を操る。
新世界編では技量を更に高め、飛んで来る砲弾を刀で受け流し、弾道を逸らす"柔の剣"を使いこなすまでに成長している。また、剣術以外にも、基礎的だが武装色の覇気を身に付け、少なくとも「六式」の一つ「剃」を会得している。
新世界に拠点を置くGL支部所属、基礎的とはいえ覇気や六式が使えるという時点で、全体的に見れば「大佐」としては強い方ではないかと推測される。
ちなみに彼女は原作においてほとんど技を使用した事がない。
というのも、不運にも劇中では自分より数段上のレベルの相手を戦う場合が多く、そのせいで戦闘の描写がカットされたり、酷い時はまともな戦闘にならないまま敗北を喫する場合まであるからである。
初めて”斬時雨”を使用したモネ戦も、ゾロの介入がなければ敗色濃厚だった。マリンフォード頂上戦争を生き残るなど、それなり程度には実力はあるが全体的な戦績はあまり芳しくなく、ルフィやローに言わせればまだまだ「弱い」らしい。
しかし、人一倍向上心が強く負けず嫌いな彼女なので、今後のレベルアップと活躍に期待すべきところだろう。
斬時雨(きりしぐれ)
一瞬で相手との間合いを詰め、すれ違いざまに斬り捨てる。
現在、原作においてたしぎが使用した唯一の技。
ゲーム作品では他にもオリジナルの技を使用している。しかし、トロさが災いして技を出した後にバランスを崩したり尻餅を付いたりして隙を晒す事がある。
「剣士として もっともっと腕を磨いて いずれ」
「世界中の悪党達の手に渡った “名刀”を集めて回るんです」
「何を躊躇してるんです!!? 証拠なんて待ってたら何も防げないでしょう!!?」
「敵はその目で 見極めなさいっ!!!」