スライム冒険記(スラ冒)、人外推しの人間にめちゃくちゃ刺さるキャラがいっぱいいるので、ぜひ読んでほしい……
ドラクエ系の派生作品にしては珍しい、ドラクエモンスターが主人公かつメインの作品。ドラクエモンスター好きの人にぜひ読んでほしい。
ドラクエのモンスターたちが人間みたいに村や街で生活してたりする。モンスターが宿に泊まったりカジノ行ったり商売したりしてる。
そして主人公のスライムが勇者を目指すというお話なので、バトルありストーリーありです。ライバルキャラと手を組んだりとか胸熱ストーリーもあります。(基本ギャグ漫画です)
そして…性癖的な話になるんですけど、「へんげの杖で人間の女の子になる」というネタが公式であるんですね。男キャラクターが公式で女体化します。何人も女体化します。
あとギャグ漫画なんですけどリョナシーンが割とあるんですね。翼をもがれるとか、首を絞められてぶん回されるとか…
そして推しの話なんですけど、ライ蔵くんと勇者くんという二人のキャラクターを推しています。
ライオネックのライ蔵くんは世界征服を企んでいるんですけど、根が真面目で努力家です。かわいいね。原作のオマケコーナーで読者の質問お便りに答えているんですけど、女児からの「猫を飼いたいけどママがゆるしてくれません」という質問に対して「猫をひそかに飼うためには鳴き声が一番の問題だな」と真面目に考えてくれます。かわいいね〜
勇者くんは人間の勇者なんですけど、原作で顔も名前も公表されておらず、スラ冒2巻の番外編にしか登場しないです。
※ここから原作本編のネタバレ強くなります↓
勇者くんについてですが、原作では番外編のみの登場で本編には出てこないんですけど、ミステリアスな部分が多くてそこがとても魅力的なんですね。
まず、スライムのスラきち(原作の主人公)とライ蔵くんと勇者くんの3人で魔王を討伐したんですけども、実は魔王は生きているんですよね、トドメを刺さなかったんです。(魔王にトドメを刺さなかった理由は不明)
次に、勇者くんがスラきちに勇者装備の一つをプレゼントしているんですよね(この時点ではスラきちは「勇者になりたい」という気持ちを持っているだけで勇者ではない)。しかもこの勇者装備は、後に登場する魔龍という強大な敵を封印するために必要な勇者の剣なんです。そんな重要アイテムをスラきちにプレゼントした理由はもちろん不明…。
次に、勇者くんのご先祖様が、100年後に次の勇者が現れることを予言してるのですが、勇者くんが魔王を討伐しに行ったのは99年後なんですね、1年早い。理由は不明。(魔王が登場するのが1年早かったということでは?という見方もできるが…)
そして、作中で魔龍という強大な敵が世界中を火の海にして、世界の危機が訪れるのですが…勇者くんは現れませんでした。勇者くんは原作本編でどこで何をしてるのか、生きてるのか死んでるのか…なにもわかりません。
と、こんな感じで…意味深な行動をしておきながら謎に包まれているという、考察がとても捗るキャラクターです。
※ここからは腐向け(BL)寄りの話です。↓
推しカプの話なんですけど、ライ蔵くんと勇者くんのカップリング(自分は「雷勇」と呼んでいる)をめちゃくちゃに推しています。
原作の流れをかいつまんで説明すると、
ライ蔵くんは魔王の手下だけど、世界征服という野望をもっていて、魔王を倒そうと目論んでいる→勇者くんに偶然出会う→勇者も世界征服の邪魔なので倒そうとする→勇者くんが圧倒的に勝利する→ライ蔵くんは自分の甘さを反省し、自分が魔王を倒そうとしていることを吐露すると、そこで勇者くんが仲間になることを提案(魔王を倒すという目的が同じであるため)→ライ蔵くんは魔王を倒すために仕方なく勇者に手を貸す(勇者と一緒に旅をすることになる)
原作で、まだ敵同士で初対面なのに、手の大きさ比べをするというギャグをかますんですよね。仲良しか?そしてそのギャグに対してライ蔵くんがノッてくれるんですよね。敵なのに。真面目か?
ここのシーンがだいすきで…ぜひ読んでください。
あと、このカプの推しポイントなんですけど、ライ蔵くんの名前を命名したのは勇者くんなんですね。勇者の仲間になったときに勇者くんが名付けました(スラ冒2巻外伝より)。そしてライ蔵くんはこの自分の名前をずっと使い続けているんですね。世界征服を企んでいるライ蔵くんが、勇者につけられた名前をずっと使っているという……この関係性、いいですよね
ここから性癖の話ですけど、「世界征服を企む者と勇者」という敵対するものでもあり真逆でもあり似た者でもある存在の関係性とか、人外×人間(少年/青年)とか、めっちゃ強そうな見た目をしている人外よりも人間のほうが強いとか、魔物と人間とか、体格差とか寿命差とか種族差とか…個人的な萌えポイントが盛り盛りなんですね
ここまで読んでる人いるのかな?とにかくスライム冒険記を読んでくれたらめちゃくちゃ嬉しいです。よろしくお願いします!!