天羽祈莉
吸血鬼と精霊のハーフ。
割とお金持ちの家の子だけど本人は本を読めれば何でもいいと思っている。
左右の耳につけているイヤリングは母から譲り受けたもので、自分の力を人並みにで抑える効果を持つ。(吸血鬼と精霊のハーフのため結構魔法とか使えたりする。)
オッドアイは珍しいため、人前に出る時は赤か青どちらかの瞳の色に合わせてカラーコンタクトをするらしい。
仲がいい人は家族の前ではコンタクトを外している。
でも本を読んでいる時はメガネをかけたいからコンタクトを外してメガネにかけられた特殊な魔法で他の人の意識を目から逸らすそうだ。
夜弦奏
魔族
音を操り攻撃などに応用する魔族の家計であり、彼女の才能の高さゆえに扱える精霊魔法で楽器を生みだしそれで発する音で魔法を使う。二つの強力な術を掛け合わせた彼女にしかできないその技はとても強力なだけでなく、誰もが足を止め聴き入ってしまうほど美しい音色なんだとか。
楽器に詳しいため、普段は楽器屋さんで壊れてしまった楽器の修理や、貴族やお金持ちの子供などに楽器を教えている。
よく祈莉に音楽に関する本を勧めてもらっている。オシャレも少し興味があって、恋羽に最近の流行りとか聞いたりしている。
でも周りにはそんな素振りは見せないようにしている。
どうやらクールめな性格や容姿のため、オシャレに興味がると言う女の子らしい一面を見せるのが少し恥ずかしいらしい。
恋羽そんな奏に似合うように流行りを取り入れつつ服を選んであげている。
花籠恋羽
恋の妖精。
妖精の郷に住んでいたが、自らが恋の妖精ということもあってか様々な恋の形に興味を持ち、郷長の反対を押し切って郷を飛び出した。「素敵な恋するー!!」といって。
現在は妖精の羽を隠し、服屋さんで住み込みで働かせてもらっている。
手先が器用らしく、アクセサリーなどの小物を作っては店主に見せ、それをみた店主が商品の一つに加えているのだという。もちろん恋羽にも収入がいく。
本ばっかり読んでオシャレに気を使わない祈莉によく服やアクセサリーなどを見繕ってあげている。
天馨杏樹
天使と悪魔のハーフ
異質な存在だと言うことで故郷の天界を追われてきた。
真面目で気弱な性格で、いつもは祈りの仕事を手伝っていたりする。
司書として働くにはまだ少し知識不足らしく、祈莉にいろいろ教えてもらっている。
甘い物が好きだが、料理ができず、いつも祈莉が作っているのを少し羨ましそうに不貞腐れながら見ている。祈莉はそんな杏樹にできたお菓子をあーんして食べさせている。不貞腐れててもなんやかんや食べる。祈莉のお菓子は美味しい。
オルクス・ドール
人形(ドール)
貴族に使える人形。人形にも感情があるのが一般的だが、オルクスはなぜか感情の起伏が少ない。普段は屋敷で必要なものの買い出しや主人が出向くまでもない用件などの仕事をこなしている。
主人が本好きなため、よく本を仕入れに祈莉の働く図書館に足を運んでいる。そこで仕入れてもらったりおすすめの本を借りて主人に渡しているのだ。
祈莉はオルクスのことを無口で優しい人、本人はあまり本に興味がないように振る舞っているが少し興味があるようにも見えるので今度読みやすい本を教えてあげようと思っている
マリン・トルマリン
獣人(羊)とエルフのハーフ
エルフと獣人の住処となっていた、精魔の森出身。
人間はほとんど立ち入らないため森を出てから初めて人間を見た。
初対面の人には警戒心が強いが、仲良くなってくると無表情が崩れ柔らかな笑みを見せてくれる。
驚くと変な声を出すことがある。「わひゃあ!」とか「はえ?」とか。何かはわからないが鳴き声だとしたら獣の名残なのだろうか。
マリンが森を出た理由は、故郷以外の森を見て生態系などを調べたいから。
ちょっと学者っぽい。精魔の森の特徴は本にまとめてあり、細かな情報や地図まで書き込まれているため、初めていく人がそれを持っているとものすごく重宝するのだろう。だが彼女の直筆の本のため彼女が持つ一冊しか存在しない。彼女は将来生物学者にでもなるつもりなのだろうか?
蜜月花鈴
魔族(?)
蜂の力を使う少女。
動物の獣人などは存在しているが、虫の獣人のようなものは今まで発見されていなかったため、おそらく史上初のことだろう。
蜂には女王がいるが彼女は通常の労働者の蜂であり、働くのが好き。
でも他に蜂の獣人がいない以上実質彼女が女王ということになる。
本人は「私が女王とか柄じゃないですしやめてください!」といっている。
どういう経緯で蜂の力を持つことになったのか、本人もわからないらしい。
幼い頃は魔族として魔界で暮らしていたが、今は祈莉の世話係として働いている。