・世界観
現代のような、そうでないような別の世界。
人々の生活に魔法が存在することは当たり前の世であり、科学よりも魔法が発達していった世界。近年徐々に科学や工学への認知・研究が広まりつつある。
世界の大半の人々は魔力を持たないが、生まれたときに保護者からアクセサリーやストラップ、ぬいぐるみなどの普段身につけられるようなものをプレゼントされる。それらを長年身につけることでものを媒介に魔法を使えるようになるこどもが一定数あらわれる。
それらのこどもたちは12歳から18歳までの6年間を魔法倫理や魔力の制御、魔法の正しい使い方を学ぶため世界魔法統制局の認可した魔法学校に通うことが義務付けられている。
・桜ノ宮魔法魔術専門学校について
男女比約１：１の全寮制男女共学校。
おおむね現代日本程度の文明や倫理観を持つどこかの国に存在する。
１２歳から１８歳までの魔力保持者の集う学び舎であり、国内で魔法学を専攻できる最高学府。
１２〜１５(中学生程度)までは中等教育、一般教養を主に学び、その他に魔法基礎学を学ぶ。
１６〜１８(高校生程度)は高等教育機関で、どちらも理系の魔法工学科（理系寄り）、魔法薬学科（やや文系寄り）の二学科に分類され、それぞれの科目を履修する。
どちらの学科の授業も取れるように、選択科目によって希望できる授業がいくつかある。
(物理系は工学科、化学系は薬学科。)
１クラス２０人程度でＡ〜Ｃ組まで分けられる。
特別クラスにＨ組が存在し、特別な事情のある生徒はそこへ組み分けされる。
(極端に魔力が大きかったり、その逆も然り。また使い方を誤れば世界全体が混乱しまうような膨大な力を秘めている魔法を扱う者など。)
校則はローブの改造禁止、寮どうしの行き来の禁止のみ。
殆どを生徒の自由意志に任せる。
化粧やアクセサリー・装身具なども自由。
制服はセーラータイプのローブを着ていれば何を着ていても良い。
朝露寮→ 女子寮 ２人１部屋
夕霧寮→ 男子寮 ２人１部屋
各寮長は個人部屋を有する。基本的に高等部３年生が一年間寮長を務め、先代寮長と生徒会執行部との協議により次期寮長を指名する。正当な理由のない限り寮長指名を拒むことはできない。
🔥 伊澄 茅瑶（いずみ ちはる）🌻
高等部 工学科 ３－Ａ
身長は１７５センチぐらい。淡い金髪をハーフアップにしており、瞳は紅色でつり目がち。瞳と同じ色の石のついたピアスと指輪が魔法の媒介。女顔。
性格は真面目で明るく、快活。友人が多く大人からの受けも良いタイプ。成績優秀であるが、そのための努力も惜しまず、多少自信家の気がある。得意科目は魔法史。
🔮紫縞 深景（しじま みかげ）🪞
高等部 工学科 ２－Ｈ
身長は１６７センチぐらい。髪色は漆黒。前髪を長く伸ばしていて瞳は見えづらいが葡萄色。魔法の媒介は装飾のついた手鏡。下まつげがバサバサ。
根暗で口数も少ない。陰気。特別クラスにいることもあり、友人が少ない。懐くと犬みたいになる。茅瑶とは仲が良く、お互いに「ハル」「ミカ」と呼び合う。得意科目は占星術。
🌙高遠 響期（たかとお ひびき）🌧
高等部 工学科 ３－Ｂ
身長は１８４センチぐらい。瑠璃紺のナチュラルストレート。襟足が短め。瞳は瑠璃紺から藤紫へのグラデーション。虹彩がうすいため屋外では遮光加工のメガネを掛ける。魔法の媒介は左耳の三連ピアス。
穏やかで優しい性格のため、人から頼られることが多い。本人も世話焼き気質を自覚しており、何かと気苦労の絶えない性分。クラスは違うがよく茅瑶とつるんでいる。得意科目は天文学と魔法力学。
🍃伊吹 聖（いぶき ひじり）📖
高等部 薬学科 ３－Ｃ
身長は１８２センチぐらい。髪色は珊瑚色で少々癖毛。切れ長で、深い浅葱色の瞳。魔法の媒介は革張りの古い魔導書。
つっけんどんで誰にでもハッキリとものを言うタイプ。茅瑶には「ツンデレめ〜」とからかわれることも。真面目で地道に物事に取り組む性質。得意科目は魔法薬理学。
👓大和 密加（やまと ひそか）🦇
高等部 教師
身長は１７８センチぐらい。濡羽色の髪をセンター分けにしている。瞳は暗い桔梗色で眼鏡をかけている。魔法の媒介は錠の存在しない鍵束で、蝙蝠を数匹使い魔にしている。ヘビースモーカー。
やや粗雑な性格で、研究室はいつもそれなりに汚い。意外にも教職は天職だと思っているらしい。指導担当科目は魔法生物学。
🎓十種 稔彦（とくさ なるひこ）🦋
高等部 教師
身長は１８０センチぐらい。薄い榛色の髪をやや長めに伸ばしており、瞳は翡翠色。魔法の媒介は一匹の蝶の標本で、いつも身体の近くに浮いている。
堅物で融通が利かないタイプで、生徒からは敬遠されがち。一部の生徒にやたら好かれて絡まれている。
占星術が得意でたまに運勢を視てくれることも。なお指導担当科目は魔法史。
追記予定